この記事では毎日安心して愛車に乗るために、メーターパネル(計器盤)からクルマの健康状態を読み解く基本と、色別の初期対応をやさしく解説します。
※黄色/赤色の警告灯が出たときの対処も掲載しています
この記事でわかること
・メーターパネルの基本と見る順番
・色(青・緑/黄/赤)でわかる緊急度
・代表的な警告灯と「まず何をするか」
・黄色が“点いた→翌日消えた”時でも早め点検が必要な理由
・日常点検のコツとトラブル時の連絡先
運転中に必ず視界へ入るメーターパネル。ここには「今、車が安全に走れるか?」を判断するヒントが集まっています。
最近はデジタル表示の車も増えましたが、見る順番はかんたんです。
インジケーター(警告灯)は、異常が一時的に閾値を超えたときにも点灯します。たとえば気温・路面・短距離走行の繰り返しなど環境で「出たり消えたり」することも。消えた=直ったではなく、原因が潜在化しただけのケースが少なくありません。
警告灯は色で緊急度がわかります。まずは色だけ覚えておけばOKです。
| ランプ色 | 意味 | 最初の一手 |
|---|---|---|
| 青・緑 | 作動表示(ハイビーム・ウインカー等) | 必要に応じて操作をOFF |
| 黄色 | 注意・点検が必要(走行は可能) | 安全な場所で説明表示を確認し、早めに点検 |
| 赤色 | 危険・至急停止(重大故障のおそれ) | ただちに安全な場所へ停車し、ロードサービスや整備工場へ連絡 |
黄色が翌日消えても“様子見”は禁物?!
まずはスピードを上げない・無理に走らない。予定を組み替え、近いうちに点検を。
アイコンはメーカーごとに多少の違いはありますが、意味はほぼ共通です。困ったら色で緊急度→「まずの一手」を。
※エンジン起動時に点灯するのは異常ではありません。しばらく経っても点灯・点滅している場合は異常の可能性が高いため、早めの点検を。
| アイコン | 色 | まずの一手 |
|---|---|---|
| エンジン警告灯 |
黄色 | 速度を上げずに走行→早めに点検予約 |
| オイル警告 |
赤色 | ただちに停車。エンジン停止→レッカー手配 |
| バッテリー充電警告 |
赤色 | 停車し連絡。発電系トラブルの可能性 |
| ブレーキ警告 |
赤色 | サイド解除確認→消えなければ停車・連絡 |
| 冷却水温 |
赤色 | ただちに停車。ボンネットはすぐ開けない |
| タイヤ空気圧 |
黄色 | 安全な場所で空気圧確認→釘等があれば走行中止 |
| ABS |
黄色 | 急加速・急ブレーキを避けて点検へ |
「黄色が点いた→翌日消えた」よくあるケース
迷ったら写真を撮影してモビドクへ相談。色・点灯/点滅・速度/気温・給油の有無もメモすると診断が早まります。
Q:エンジン起動直後にいくつもランプが一瞬つくのは故障?
A:自己診断のための点灯で正常です。走行しても消えない/再点灯する場合は点検を。
Q:赤色ランプでも少しなら走って大丈夫?
A:不可です。重大損傷や発火の恐れがあります。ただちに安全な場所へ停車して連絡を。
Q:黄色が消えたら点検不要?
A:一時的に消えても原因が残っていることがあります。記録が残る車種もあるため、早めの点検を。
Q:給油後に点灯したけど走っていたら消えました。
A:キャップの緩みが原因のことがあります。次回の給油で確実に締めても、再発や別要因が考えられるため点検を。
はじめてのクルマ生活には不安がつきもの。モビドクでは、整備・車検・タイヤ交換まで、経験豊富なスタッフが丁寧にサポートします。ちょっとした疑問も気軽にご相談ください。