車をぶつけた!自分で修理をすることのリスクと傷を放置する危険性
車をぶつけたときに自分で修理しても良い?自己補修のリスクやトラブルを解説

車をぶつけたとき、どう対処すればいいのかわからず、パニックになってしまう方も多いのではないでしょうか。特に初めて車を購入した方にとっては、大きなショックを受けるかもしれません。「少しの傷だから」と不安なまま放置したり、安易に自分で直そうとしたりしていませんか?小さな傷でも、放っておくと見えない部分で錆が進行したり、修理がさらに困難になったりする可能性があります。
こちらでは、初心者ドライバーの皆さんが抱える疑問や不安を解消するために、傷を放置することの危険性や、自分で修理を行うリスクについて詳しく解説します。正しい知識を身につけ、万が一のときに適切な対処ができるようになりましょう。
この記事でわかること
・放置は危険!車の傷を放置するとどうなる?
・自分で修理はNG!DIY補修のリスクやデメリット
・こんな傷はすぐに修理依頼を!早急に修理が必要な状態
放置は危険!車の傷を放置するとどうなる?

せっかくの愛車に傷がついてしまったとき、小さな傷だからと「まあいいか」と放置していませんか?その小さな傷が、将来的に大きなトラブルの原因になることがあります。特に初心者の方は「どうしたらいいかわからない」と不安になるかもしれませんが、傷の放置が引き起こす危険性を知っておくことが大切です。
◇小さな傷でも要注意!錆びてしまう危険性
車体の塗装は、金属部分を雨や紫外線から守る大切な役割を持っています。小さな傷でも塗装が剥がれてしまうと、そこから雨水などが浸入し、金属が空気に触れてしまい、錆びが発生します。
一度錆びてしまうと、そこからどんどん浸食が進み、塗装の下で広範囲にわたって進行する可能性があります。最終的には車体の強度にも影響を与える危険性があるため、軽微な傷でも油断はできません。
◇走行中の振動で傷が拡大するリスク
「これくらいの傷なら大丈夫」と思っていても、車は常に走行中の振動や外部からの衝撃にさらされています。特にバンパー(ライト下の前後の出っ張った部分)やドアなど、衝撃を受けやすい部分の傷は、振動や風圧、洗車時の水圧などで少しずつ広がってしまうことがあります。
たとえ最初は小さな擦り傷でも、放置することで傷が大きくなり、目立つ傷になってしまうことも珍しくありません。傷の拡大を防ぐためにも、早めの対処が重要です。
◇車の売却時に査定額に影響する可能性
将来的に車を買い替えたり、売却したりすることを考えている場合、傷の有無は査定額に大きく影響します。放置された傷や、そこから広がった錆は、修復歴として扱われ、車の価値を著しく下げてしまう原因になります。
小さな傷だからと放置していたことが、いざ車を手放すときに後悔につながるかもしれません。愛車の価値を維持するためにも、傷を見つけたら早めに対処しておくことをおすすめします。
自分で修理はNG!DIY補修のリスクやデメリット

「DIYで直せれば費用を抑えられる」と考える方もいるかもしれません。しかし、自己流の修理には注意が必要です。専門的な知識や技術がないまま作業すると、かえって傷を広げてしまったり車体の安全性を損なったりする危険があります。
◇きれいに仕上がらない
初心者の方がDIYで補修を行うと、かえって傷が目立ってしまったり、補修箇所の色が周囲と合わずムラになったりする可能性があります。
市販のタッチペンやコンパウンド(車の塗装表面を研磨して傷を目立たなくする研磨剤)では、プロのような仕上がりを期待するのは難しく、一度失敗すると元の状態に戻すのがさらに困難になることもあります。特に、色味や光沢感の違いは、素人目でも分かりやすく、補修した箇所が浮いて見えてしまうことがあります。
◇状態を悪化させてしまう
傷を直そうとして誤った方法で作業を進めてしまうと、塗装の剥がれが広がったり、塗装の奥にある金属部分まで傷をつけてしまったりする可能性があります。
特にコンパウンドを強く研磨しすぎると、塗装が薄くなり、保護機能が低下してしまいます。また、錆が発生している傷を無理に自分で直そうとすると、錆がさらに広がってしまうこともあるため注意が必要です。
DIY補修は、一時的に傷を隠せても長期的には修理費用がかさんだり、安全リスクを招いたりする恐れがあります。特に深い傷やへこみは専門家に依頼することが安心です。
こんな傷はすぐに修理依頼を!早急に修理が必要な状態
車をぶつけてしまったとき、どのような損傷であればすぐにプロに相談すべきか、判断に迷う方もいるでしょう。素人判断で修理をためらうと、取り返しのつかない事態に発展する可能性があります。以下のような状態は早めに修理を依頼しましょう。
◇ガラスやライトの破損
フロントガラスやサイドガラス、ヘッドライト、テールランプなどは、車の安全な走行に直結する重要な部品です。ガラスにひびが入ったり、割れてしまったりした場合は、運転中の視界を妨げるだけでなく、突然の衝撃で破損が拡大し、重大な事故につながる危険性があります。また、ライトの損傷は夜間の視界を確保できなくなり、道路交通法違反にもなる可能性があります。
◇走行に影響があるかもしれない損傷
バンパーの取り付け部分が外れたり、タイヤやホイールに傷がついたりした場合も、自己判断で修理することは避けてください。これらの損傷は、一見軽微に見えても、走行中の安全性に大きく影響する可能性があります。例えば、バンパーが走行中に外れてしまったり、ホイールの傷が原因でタイヤのバランスが崩れたりすると、思わぬ事故につながる危険性があります。
◇大きなへこみや深い傷
車の骨格部分であるボディに、大きなへこみや深い傷ができてしまった場合も、すぐにプロに相談してください。特に、塗装の下にある金属部分まで達してしまっている深い傷は、見た目だけでなく、車体の強度にも影響を及ぼす可能性があります。
これらのような傷は、自己判断で放置すると事故や大きな出費につながるリスクが高いため、発見したらすぐにプロに相談することが大切です。
傷を放置せず、適切な対処で安心のカーライフを
今回は、車の傷を放置するリスクから、DIY補修の危険性、そしてプロに任せるべきケースまで詳しく解説しました。小さな傷でも、放置すると錆や傷の拡大につながり、車の価値まで下げてしまう可能性があります。少しでも不安を感じたり、傷が深かったりする場合は、迷わず専門家を頼ることが大切です。
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