この記事では毎日安心して愛車に乗るために、メーターの情報から走行距離を知る方法をご紹介します。
※走行距離の見方や、ODO(総走行距離)とTRIP(区間走行距離)の違いも掲載しています
この記事でわかること
・ODO(総走行距離)とTRIP(区間走行距離)の違い
・メーター/ナビ/スマホでの走行距離の確認方法
・走行距離とメンテナンスの関係(活用のコツ)
走行距離は、いまのクルマがどれくらい走ってきたかを示す、とても基本的な数字です。旅行やお出かけのあと、点検や車検のとき、保険の手続き、将来の乗り換え検討など、意外と多くのシーンで「何キロ走っていますか?」と聞かれます。
とはいえ、メーターを見たときに似たような数字がいくつも表示されていて戸惑うことも。そんなときは、まず 「総走行距離(ODO)」「区間走行距離(TRIP)」の2種類だけ覚えておけば大丈夫です。
・総走行距離(ODO):そのクルマがこれまでに走った累計。原則リセット不可/戻りません。
・区間走行距離(TRIP):任意の区間の距離。旅行のスタート時や給油のタイミングでリセットして使います。
使い分けのコツはシンプル。日々の燃費やお出かけの距離を知りたいときはTRIP、クルマの“年齢”や価値の目安として把握したいときはODOを見る、と覚えておくとスムーズです。
また、走行距離はメンテナンスの目安にも役立ちます。例えば、オイル交換の目安(例:5,000〜10,000kmごと)や、タイヤ交換の検討(走行距離+年数)など。「いつ・どれくらい走ったか」を軽くメモしておくと、点検時に話が早く進みます。
1.メーターで確認する
最も確実で早いのは運転席のメーター表示。車種により表示や切替方法が異なりますが、 多くは「常時表示」「小さなボタンで切替」「ダイヤルを回す」などでODO/TRIPを確認できます。
2.ナビで確認する(※対応車両のみ)
車両の情報メニュー(例:車両情報/一般情報)から、走行距離を確認できる車種もあります。 対応可否や操作手順は車種ごとに異なるため、まずは簡単にメニューを探し、詳細は取扱説明書を参照しましょう。
3.スマホで確認する(※対応車両のみ)
コネクテッドカーやEVでは、メーカー公式アプリでスマホから走行距離を確認できる場合があります。 アプリをインストールし、車両と連携設定ができれば外出先でもチェック可能です。
はい、車検や点検、下取り・売却の場面では必ず走行距離を確認されます。理由は主に次の3つです。
スムーズに進めるコツは、直近のODO値(総走行距離)をメモしておくこと。給油や点検のタイミングでスマホに記録しておくと、整備履歴と合わせて説明しやすくなります。
なお、TRIPは自由にリセットできるため、区間の距離管理用に活用しましょう。査定や車検で聞かれるのは基本的にODO(総走行距離)です。
ODOとTRIPの基本だけ押さえておけば、初めての方でも迷いません。「いま何キロ?」を気軽に確認する習慣が、安心・安全なカーライフにつながります。
Q:ODOとTRIPの違いは?
A:ODOは総走行距離、TRIPは区間の走行距離です。TRIPはA/Bなど複数あり、任意にリセットできます。
Q:TRIPをリセットすると何が便利?
A:給油ごとの燃費把握や旅行の区間距離管理に便利です。A=長距離、B=短距離など使い分けがおすすめ。
Q:メーター交換をしたらODOはゼロになる?
A:最近の車はECU(車両コンピュータ)側に走行距離が管理されているため、メーター交換をしても距離情報はそのまま維持されるケースが多いです。
Q:中古車の走行距離はどう確認する?
A:点検記録簿、車検証の記録、整備履歴、過去の明細など複数資料で整合性を確認するのが安心です。
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